設備設計とは給排水衛生設備、空調換気設備、ガス設備、消火設備等、いわゆる「水」「熱」「ガス」に関する機械の設計を行う業務です。具体的にはポンプ類や空調機器などの設備機器の選定、配管、ダクトなどのルート・サイズなどの計画を行います。

近年では「CASBEE(建築環境総合性能評価システム)」といった環境指標や
「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」などの省エネルギー性の高い建物が注目されており設備設計が主役になれる時代と言えるでしょう。

 
 

電気設備設計とは引込・受変電設備、幹線・動力設備、電灯・コンセント設備、テレビ・インターネットに関する弱電関係や自動火災報知器等の警報設備、避雷設備、太陽光発電設備など電気に関係する全ての設備、いわゆる機械設備以外の電気関連の設備機器の設計を行う業務です。

具体的には建物に対して電力や通信設備をどのようにして引込むか、コンセントや照明の配置など建物の電気に関わる全ての設備の配置、スペック選定を行う業務です。
近年では電気代が軒並み高騰しており、太陽光発電導入で、電力会社から購入する電力を減らせることに加え、余った電力を売って収入を得られるメリットがあります。

 
  

その他主な設備設計業務
・機械設備設計者は意匠設計・構造設計担当者と連携しながら地中梁・梁貫通や配管・配線ルート、天井ふところ、PS・DSの位置、大きさを確認します。
・顧客や外部協力会社との設計業務の遂行に関する打合せ、調整業務対応など。
・工事監理業務:着工すると工事監理者として、現場監督とは違った立場から工事が設計図通りに進んでいるかを確認し、施工者から提出される書類を確認します。